花器
鉄絵漢詩筒花生
青磁耳付瓶
万歴赤絵写し花生
染付虎図瓶・寅年正月の花、白梅は開花前。
毎年秋になると工房の周りに咲いた菊を持ち帰り、先ずは仏壇に供え、残りの花は御覧の様に・・・。
黒釉金彩蜥蜴図花生
黒釉金彩幾何学紋花生
黒釉金彩時計図花生
土物(陶器)は粘土が大事、茶道具・花器を作る粘土には気を使う。越前の瓦屋や、窯業地の粘土屋から精製していない原土を手に入れ、それらを基に世界でただ一つの土作り。それで創ったのが、御覧の作品。釉薬に使用した灰も自家製。
白磁耳付瓶
白磁瓶
白磁瓶
アタシが使う20種類程の釉薬は、全てオリジナル。それら中で作り上げるまで一番手間がかかったのが、青磁。釉薬材料や調合を替えて100種以上の青磁釉を作った中で、何とか使えそうな釉薬は3・4種類。その釉薬を使って焼く青磁にもう一ひねり・二ひねりしたのが、飛青磁などの作品。
青磁金彩幾何学紋花生
飛青磁瓶
飛青磁瓶
青磁幾何学紋花生
青磁輪花花生
青磁瓶
青磁時計図花生
全て独学のアタシ、一番手こずったのが赤絵の絵付け。絵の具を溶く膠・フノリの濃さも解らず、赤絵用の筆を手に入れるまで時間がかかった。そんなアタシが赤絵の腕試しにと作ったのが万歴赤絵の写し、エレー時間がかかってこりごり、もう二度とやらねぇよ。
赤絵南蛮人筒花活
赤絵雲堂手瓶・紀三井寺
染付に吹き墨と言う技法が有る、それをアタシなりに進化させ、こんなシリーズを創った。上の縞をウリ坊と呼んでいる・・・・。
染付唐子図壺に、余った花材を活ける
染付葡萄図手桶
絵付の花器は絵の向きを変えると、雰囲気も変わる。
染付文人図瓶
染付文人図瓶
染付漢詩筒花生
染付文人図瓢花生
鉄絵耳付の花器に薄・小菊と葛の花
色絵金彩葡萄図平瓶にサネカズラのツルを
白磁の瓶にガマ・リンドウ・蓮の花
タマガヤツリを黒釉金彩の花生に
上の五点の写真は、庭の花や水切りを繰り返し短くなった花を手ごろな花器に生け替えた物。左上は庭のコデマリを雫形の青磁に・・・・。
正月の花材が手に入りずらくなり、近頃は若松・千両・梅をメーンにその年手に入る花を使うようになった・・・・。
掛花四種、下から見上げられることを意識して、作っている。
御覧の黒釉も、作り上げるまでには時間がかかった。それに金彩をほどこして華やかにしたもの。
庭の侘助を四種の花生けに
黒釉金彩幾何学紋花生
鉄絵漢詩舟徳利花生
鉄絵漢詩平瓶
染付葡萄図瓶
染付山水図花生
染付龍図広口花生
瓶・筒の花器は枝を張った木(ぼく)を活けても倒れぬようにと、重めに作ってある。掛花は下から見上げることを考え、底にも施釉を。こう見えても、花を活けるのが好きなんでね・・・。
鉄絵草紋鶴首瓶
鉄絵鷲図筒花生
これらの龍図花器は、三種の釉薬を使い分け。その為の釉薬作りは、陶芸家なら当たり前の基本中の基本。